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オフィス移転計画、いつ頃から動き出せば良いのか?

オフィス移転の主なスケジュールについてご紹介させて頂きます。

作成日:2024-01-18
最終更新日:2024-01-18
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早ければ早い方が良い! しかし最低でも解約予告期間+2ヶ月前始動を。

オフィスの移転計画は、早ければ早いほど良いです。
ただしそれは、計画の立案や、相場資料の収集、どんなオフィスにし、どんなレイアウトにするのか? それら前段階には十分な時間を掛けた方が良いと言う意味です。

具体的な物件探しは、8ヵ月前程度がベスト

※現ビルの解約予告期間が6ヵ月前予告であることが前提です。

早ければ早いほど良いと前述しましたが、具体的な物件探しは、目標の移転時期が決まっているのであれば、早すぎると二重賃料期間が長引いてしまいます。

なぜなら、原則として移転先の物件は契約締結の翌月から契約が開始され、賃料も発生します。
そして、現ビルの契約期間は、原則として解約予告を提出してから6ヵ月後の月末まで続きます。
内装工事も引越しも、原状回復工事も、原則として両物件の契約期間中に行う必要がありますので、二重賃料期間は最低限発生します。

なるべくその期間を短くするためには、移転先の物件の契約開始時期を、最低限の二重賃料期間で済ませられるよう、後ろにズラす交渉が必要です。
また、そこから更にフリーレントが取れれば、二重賃料期間の賃料を中和することが出来ます。

しかしだからこそ、例えば移転したいタイミングが12月だった場合に、その年の1月に物件を契約しようとした場合、二重賃料期間を短くするためには、相当長い期間貸主に賃料発生を待ってもらう必要があります。
それであれば、もう少し早く借りてくれるテナントを探すので、今回はお断りしますと、貸主から断れてしまう可能性が高くなってしまいます。

ですので、すでにどんな条件の物件を探すのか? 移転の目的やコンセプト、相場を理解した上での予算取りが終わられているのであれば、物件探しは解約予告期間+2ヶ月前+αぐらいの始動タイミングが丁度良いと思います。

ただし、具体的に物件を探し始めてから、物件の契約締結までにはそれなりに時間が掛かります。
下記が主なスケジュール感です。

■主なスケジュール
・物件資料収集
・内見ビルのピックアップ
・実際に内見
・候補選定
・候補物件への条件交渉→貸主回答 ※物件によって長さに差があります。長ければ1,2週間
・入居申込→入居審査 ※物件によって長さとハードルに差があります。長ければ1,2週間
・契約書の案文の提示 ※物件によって長さに差があります。長ければ1,2週間
・契約書の案文のご確認 ※いわゆるリーガルチェック。借主様の企業体質により、長さに差があります
・契約書の製本と敷金の請求書の発行 ※物件によって長さに差があります。長ければ1,2週間
・敷金の入金
・契約締結
※仲介業者による重要事項説明などは割愛しています

と、このように結構手間暇が掛かりますし、貸主のスピード感によってかなり差がありますが、テンポよく動けば2ヶ月あれば間に合います。
ただし、入居審査の厳しいハイグレードビルを狙われる場合や、逆に借主様の稟議に時間が掛かる場合などは、もう1ヶ月程度見ておいて頂いが方が安全です。

またこれは、あくまでご移転先の物件がある程度選べる空室状況の場合です。
空室率が著しく低かったり、貴社の求める物件が希少である場合はこの限りでは有りません。

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