先月の大きな動き‐大阪賃貸オフィスの空・埋-
先月(2023年11月)に、弊社の物件データベースに新規募集で追加された物件件数と、契約済みにより募集終了された物件件数です。
※対象エリア:大阪市西区、大阪市中央区、大阪市北区、大阪市淀川区
■西区
新規募集:27件 1,391坪
募集終了:26件 613坪
■中央区
新規募集:81件 4,171坪
募集終了:72件 4,325坪
■北区
新規募集:51件 2,501坪
募集終了:65件 2,879坪
■淀川区
新規募集:10件 331坪
募集終了:20件 670坪
■コメント
11月も引き続き募集終了が優勢だったものの、先月よりもその差は更に小さくなりました。
面積ベースではほぼ同じで、平均面積に関しては募集終了がやや新規募集を上回りました。
引き続き前向きな移転が多いものの、面積は据え置きで立地やビルグレードを改善する案件や、分室や館内での増床案件が増えています。
大阪賃貸オフィスの平均賃料:13,914円/坪(共益費込)
2023年12月時点の平均賃料は、13,914円/坪(共益費込)です。
先月の13,906円/坪(共益費込)と比較して微増です。
ただ、中身を覗いてみますと、各エリア中型と大型は値下がりが目立ち、小型の値上がりが目立ちました。
しかし梅田を含む北区は、中型-703円/坪、大型が+199円/坪と言う結果でした。
これは、中型に関しては平均よりも安い物件の新規募集が多かったためです。逆に大型は、値ごろ感のある物件の募集終了が引き続き好調だったためです。
全体的な相場観としましては、年末と期末に向けての駆け込み需要と、貸主側の書き入れ時が重なり、最終最後の条件交渉でより良い条件を提示してくれる物件が増えて来ています。反面、早々に目標の稼働率を達成した物件は、やや渋めの条件提示をするようになって来ています。
上記のグラフは各エリアの募集賃料単価の平均値です。共益費込・税別の坪単価です。
小型:50坪以内
中型:50坪越え・100坪以内
大型:100坪越え
面積に対する加重平均ではなく、区画数に対する単純平均値です。エリア毎の賃料相場を掴んでいただくには、こちらの方がより適切だと判断したため単純平均を採用しております。
単純平均の例:20坪で8,000円/坪と100坪で10,000円/坪、2部屋の平均値は9,000円です。
もし面積に対する加重平均にしてしまうと、上記の場合平均が9666円となってしまい、超大型区画の賃料に平均値が引っ張られてしまうためです。