先月の大きな動き‐大阪賃貸オフィスの空・埋-
先月(2023年12月)に、弊社の物件データベースに新規募集で追加された物件件数と、契約済みにより募集終了された物件件数です。
※対象エリア:大阪市西区、大阪市中央区、大阪市北区、大阪市淀川区
■西区
新規募集:25件 1,173坪
募集終了:30件 1,132坪
■中央区
新規募集:85件 7,982坪
募集終了:75件 3,515坪
■北区
新規募集:49件 3,532坪
募集終了:47件 4,097坪
■淀川区
新規募集:35件 774坪
募集終了:32件 1,399坪
■コメント
12月は5ヶ月ぶりに件数面積共に新規募集が優勢となりました。ただし、募集終了も前月比で件数、面積共に増加しています。年内に契約締結を終え、来年の春以降、GWあたりを目途に移転を完了させたいという企業様の契約ラッシュが多かった印象です。
大阪賃貸オフィスの平均賃料:13,882円/坪(共益費込)
平均賃料は、12月の13,914円/坪(共益費込)と比較して微減となりました。ただし、今月に関してはどのエリアのどの面積帯も、特段大きな相場の変化は無かった印象です。とは言え、実際の成約条件ベースでは、値下げ交渉が通り難くなって来ております。数ヵ月前までは取れていた値下げ条件も、取れなくなったビルが増えて来ています。また、空室過多によりキャンペーンを実施していた物件の空室率が順調に下がったことで、年末を一つの区切りとしてキャンぺーンを終了する物件も増えて来ています。
11月までは4ヵ月連続で募集終了が優勢だったために、貸手市場にマーケットが傾いて来ています。しかし、12月は新規募集が優勢だったため、これが継続すれば、反転して来る可能性もございます。
上記のグラフは各エリアの募集賃料単価の平均値です。共益費込・税別の坪単価です。
小型:50坪以内
中型:50坪越え・100坪以内
大型:100坪越え
面積に対する加重平均ではなく、区画数に対する単純平均値です。エリア毎の賃料相場を掴んでいただくには、こちらの方がより適切だと判断したため単純平均を採用しております。
単純平均の例:20坪で8,000円/坪と100坪で10,000円/坪、2部屋の平均値は9,000円です。
もし面積に対する加重平均にしてしまうと、上記の場合平均が9666円となってしまい、超大型区画の賃料に平均値が引っ張られてしまうためです。