先月(2月)の大きな動き‐大阪賃貸オフィスの空・埋-
先月(2024年1月)に、弊社の物件データベースに新規募集で追加された物件件数と、契約済みにより募集終了された物件件数です。
※対象エリア:大阪市西区、大阪市中央区、大阪市北区、大阪市淀川区
■西区
新規募集:31件 1,126坪
募集終了:26件 1,314坪
■中央区
新規募集:70件 3,804坪
募集終了:79件 3,112坪
■北区
新規募集:59件 2,186坪
募集終了:46件 1,641坪
■淀川区
新規募集:24件 728坪
募集終了:30件 1,366坪
■コメント
2月は新規募集と募集終了が、件数も面積もほぼ同等と言う結果でした。ここまで同等と言うのは珍しいです。ただし、同面積帯への移転は特になく、拡張移転と縮小移転がバランスよく有ったためです。
大阪賃貸オフィスの平均賃料:13,775円/坪(共益費込)
平均賃料は、先月の13,758円/坪(共益費込)と比較して微増と言う結果でした。動きは活発ですが、少しずつ優良な物件が減って来ています。また、空室を持て余している物件が、値下げをして早く埋めようという考えから、リニューアルやセットアップオフィス化をすることで、賃料アップしつつ成約を狙うという戦略がメジャーになりつつあります。
実際に上手く行ったケースも多く、特に淀川区の西中島南方エリアでは、大規模リニューアルにより賃料も稼働率も大幅にアップした物件が複数あります。
早期成約を狙い値下を試みるビルもありますが、比較的少数なのと、少数であるがゆえに、優良なビルが値下をすればすぐに埋まってしまうため、相場よりも安めに契約出来る物件はより稀少になっていると言えます。
上記のグラフは各エリアの募集賃料単価の平均値です。共益費込・税別の坪単価です。
小型:50坪以内
中型:50坪越え・100坪以内
大型:100坪越え
面積に対する加重平均ではなく、区画数に対する単純平均値です。エリア毎の賃料相場を掴んでいただくには、こちらの方がより適切だと判断したため単純平均を採用しております。
単純平均の例:20坪で8,000円/坪と100坪で10,000円/坪、2部屋の平均値は9,000円です。
もし面積に対する加重平均にしてしまうと、上記の場合平均が9666円となってしまい、超大型区画の賃料に平均値が引っ張られてしまうためです。