先月(6月)の大きな動き‐大阪賃貸オフィスの空・埋-
先月(2024年6月)に、弊社の物件データベースに新規募集で追加された物件件数と、契約済みにより募集終了された物件件数です。
※対象エリア:大阪市西区、大阪市中央区、大阪市北区、大阪市淀川区
■西区
新規募集:21件608坪
募集終了:45件1,632坪
■中央区
新規募集:58件2,602坪
募集終了:72件3,463坪
■北区
新規募集:33件1,027坪
募集終了:52件3,719坪
■淀川区
新規募集:20件1,009坪
募集終了:32件1,509坪
■コメント
6月は件数・面積共に大幅に募集終了が優勢となりました。募集終了優勢はここ最近続いていましたが、今月はその差は特に大きくなりました。拡張移転が優勢が多い事に加え、館内増床による募集終了が多いことから、ここまで件数に差が付いたのだと思われます。
大阪賃貸オフィスの平均賃料:14,033円/坪(共益費込)
平均賃料は、先月の14,015円/坪(共益費込)と比較して微増の結果となりました。
平均賃料においては微増ですが、現場の体感的にはかなり上がっている印象です。値下げをしているビルよりも、値上げをしているビルの方が多いためです。引き合いが少なければ値下げを検討するビルも有りますが、昨今のユーザーがオフィスを見る目はどんどん厳しくなっています。例えばトイレの古い物件などは、例え値下げをしたとしても成約することは難しいため、引き合いの少ない物件などは、リニューアルを行い募集値を上げて募集するケースが多いです。また、人気のある物件に関しても、家具内装付きで貸し出すセットアップオフィス化を検討し、賃料アップを狙います。セットアップオフィス化することで、賃料を通常区画よりも4,000円/坪前後高くしても成約する物件が多いようです。
上記のグラフは各エリアの募集賃料単価の平均値です。共益費込・税別の坪単価です。
小型:50坪以内
中型:50坪越え・100坪以内
大型:100坪越え
面積に対する加重平均ではなく、区画数に対する単純平均値です。エリア毎の賃料相場を掴んでいただくには、こちらの方がより適切だと判断したため単純平均を採用しております。
単純平均の例:20坪で8,000円/坪と100坪で10,000円/坪、2部屋の平均値は9,000円です。
もし面積に対する加重平均にしてしまうと、上記の場合平均が9666円となってしまい、超大型区画の賃料に平均値が引っ張られてしまうためです。